頭痛
枕と頭痛。これは大いに関係があるのです。まず頭痛について考えていきます。
機能性頭痛
現在、日本の頭痛人口は約3,000万人ともいわれています。単純に考えて、実に総人口の4分の1ということになります。頭痛は2つに分類され、片頭痛等の機能性頭痛と、頭蓋内外の器質的疾患(クモ膜下出血等)があります。後者の場合はすぐに病院に行かなければ命に関わります。前者には「筋緊張性頭痛」「片頭痛」「群発性頭痛」があります。
片頭痛
よく「私は片頭痛持ちです」という人がいます。「片頭痛」は頭痛の代名詞のように思われがちですが、実際は全体の約28%程度なのです。さらに、そのうちの約8割が女性です。片頭痛は脳内の血管が広がって炎症を起こし、周囲の神経を刺激することで痛みが生じます。具体的な症状は、眼前にちらちらと光が見えたりした後、こめかみ部が脈を打つようズキズキと痛みます。どちらかの症状だけの時や両方のこともあります。誘因は様々で、ストレスから解放された時、まぶしい光を見た時、生理前後、アルコール摂取・空腹(低血糖)時等です。一般的には市販薬で改善しますが、痛みが軽いうちでないと、ひどくなってしまい効きにくくなることもあります。
筋緊張性頭痛
筋肉の緊張や肩コリに伴う頭痛を「筋緊張性頭痛」といいます。片頭痛と比べて、約70%と圧倒的に多い割合になっています。日本人に最も多いといわれており、頭が締め付けられているような感覚が続く頭痛です。
現代社会に不可欠なパソコン動作は、この頭痛には大敵です。さらに、ストレスや緊張等で血流が悪くなると悪化します。
筋緊張性頭痛の日常生活上の3大原因は、「無理な姿勢(同じ姿勢で、長時間のパソコンの使用)」「合わない枕」「眼の酷使」です。
一般的に、ストレスをためない、同じ姿勢を続けない、軽いストレッチをする、お風呂にゆっくりつかる等、普段気を遣っていれば改善するケースがあります。あまりにひどい場合は、痛み止め、筋肉をほぐす薬を使います。
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枕と頭痛
頭痛を引き起こす大きな原因として「合わない枕」があります。6〜8kgといわれる頭の重みが、起きているときは首にかかっています。睡眠中はその負担がかからなくなり、頭頚部の筋緊張が取れている状態です。身体に合った枕をしていれば、筋緊張が解放されるはず。それなのに頭痛が起こるのは、やはり不自然な寝姿勢、合わない枕が大きく影響していると考えられます。肩コリからくる頭頚部の筋緊張が続くと、頭痛は後頭部から頭全体に広がり、やがて眉頭から眼の奥が痛くなり、次第に頭皮や顔面もしびれる感じがすることもあります。
睡眠に重要な条件である「枕」を、自分に適した枕にすることは頭痛を改善する基本といえます。緊急を要する頭痛以外は、病院に行く前に枕の高さ調節をした後でも遅くありません。それほど、不適切な枕による頭痛の訴えは多いのです。



