「香り」「音楽」と睡眠
リラックスして睡眠に入るためには、様々な要素が必要ですが、寝室の「香り」や「音楽」等も影響を及ぼします。快眠するために、ぜひ取り入れてみましょう。こちらでは、「香り」「音楽」と睡眠の関係についてご説明いたします。
香り
最近は、アロマセラピーが流行しています。アロマは「香」、セラピーは「治療」を意味し、フランスで開発されました。アロマセラピーは、香りの元である精油の成分による効果とマッサージを組み合わせた療法のことをいいます。フランスでは心身ともに働きかけることで本来人間が持つ自然治癒力を引き出し、スキンケアやハーブ製剤を用いた感染症治療が行われており、治療という医学分野が確立しています。
しかし日本では、香りの鎮静作用を併用した初期的な心理療法やリラクゼーション的なものにとどまっています。
基本的には自然からの抽出物のため薬剤のような副作用の心配が少なく、今後治療目的でも期待が高まるのではないでしょうか。
香りの成分は、心身に対して様々な効果があることがわかっています。
香りの種類は大きくリラックス系とリフレッシュ系に分類することができます。就寝前には、ラベンダーやローマンカモミール等のリラックス系、朝の起床時にはペパーミントやレモン、ローズマリー等のリフレッシュ系を使うと効果的です。
枕に直接ふりかけることで、香りのリラックス効果を得ることを目的とした枕用のアロマや、陶器製の容器(ディフューザー)や電気ポットに精油をたらし、香りを拡散させる機能を持った、機能性枕もあります。
ただ、香りは嗜好性が高いため、自分が好ましくないと感じる香りだと、いくら効用がうたわれていても心や身体に好ましい効果をもたらしません。また、精油の品質によってその効果が左右されるため、品質の良い精油を選ぶようにしましょう。安眠をもたらすといわれてよく知られるラベンダーも、酢酸リナリルという成分を35%以上含む「真正ラベンダー」を選ぶのがベストです。ただし取り扱いに注意が必要で、妊娠中に使用する場合も注意が必要です。自分ではよくわからないという場合は、お店の人に相談しながら、自分の心が落ち着く香りを見つけるのもいいでしょう。
音楽
音楽では、リラクゼーションCDが人気を集めています。快眠のためには、音楽を利用するのもひとつの方法です。心が安らぐ音楽は人によって違うでしょうから、自分が一番心地よいと思う音楽を選んでください。
ただ、落ち込んでいる時にハードロック等の激しい音楽を聴いて元気を出そうとしても、逆に辛くなったりすることがあります。
特に日本人の場合、その時の気分と曲調を合わせることで「同質の原理」が働き、精神的な安定感が生まれやすくなるようです。一般に高音域より低音域、強弱が少なく単調なリズムのくり返しが多い曲、自然の音等がリラックスできるようです。例えばモーツァルトの楽曲は、その典型的なものとして知られています。



